そういえば…。2年前のキャンプで清原容疑者を撮影した時のことを思い出しました。中日の2軍キャンプ(読谷)を訪れた際のことです。選手たちが外野付近にいた隙に、近くにあったアップシューズのヒモを両足結んでつなげるという「不思議な」イタズラ行為を、何足も無表情で黙々と行っていました。清原容疑者は当時46歳です。1つ年下の私からしても大の大人、それも球界の大スターがするにしてはあまりにも幼稚で、ジョークやドッキリだとしても突っ込みどころや落としどころのない不思議な行動に映りました。内野に戻ってきて、両足が結ばれた状態の自分の靴を手にした若手選手たちも戸惑った様子で、大御所の行為にどう対応していいのかわからない感じでした。「何かアブナイよなあ」と思いながらも、話している内容などはおかしくなかったので、その時は「笑いのツボが違うのかなあ」と自分の中で何となく結論づけました。まだ逮捕容疑の真相はわかりませんが、「今思うと…」ということがこれから出てくるかもしれません。
そういえば~清原容疑者の奇行
野上伸悟のとっておきショット
- 野上伸悟(のがみ・しんご)
- 1968(昭43)年7月19日、神奈川県横浜市出身。神奈川県立光陵高―慶大文学部卒。92年に入社し写真部、スポーツ部、静岡支局に勤務。記者時代はゴルフ、Jリーグ清水、磐田、高校サッカーなどを担当。04年アテネ五輪の北島、06年WBCの王監督で東京写真記者協会スポーツ部門賞受賞。著書に南雄太―型やぶりなゴールキーパー(旺文社)がある。高校時代はサッカー部所属。AB型
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