2013年8月。震災から2年半が経過し、私は福島・相馬に住む友人を訪ね、初めて被災地に足を踏み入れました。 DSC_0049 海に向かって手を合わせたのですが、この日はとても穏やかで、この海が多くの人の命を奪ったという事実に何とも言えない気持ちになりました。 震災直後、ビートたけしさんの週刊ポストのインタビューでの言葉がとても印象的でした。「2万人が死んだひとつの事件」ではなく「1人が死んだ事件が2万件あった」と考えないと被害に遭われた方々のことを理解できないということをおっしゃっていました。 ひとりひとりに悲しみがあり、それが無数にあった5年前の震災。3月11日を迎え、あらためて風化させてはならないと気持ちを新たにしました。

【河野匠】