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覚えてますか?オリックスで活躍していたイチロー選手の姿を。

当時、私がイチローを撮影する時は「イチローの生き様をフイルムに残しておかなければ」そんな義務感を持っていたのを覚えています。きっと渡米したらもう撮れないんだろうな、という寂しい気持ちもあったんだと思います。

「振り子打法を一枚の写真で表現するには」

それが私のテーマでした。もしかしたら振り子打法を説明しないといけない時代なのかもしれませんね。この写真が振り子打法です。

〝1番足を振り上げた瞬間?〟違う。

〝複数枚の写真を並べる連続写真?〟違う。

そんな私が出した結論は「多重露出」でした。

多重露出とは、一枚のフイルムに複数の画像を光学的に重ね合わせる表現方法です。今でこそ羽生結弦選手、白井健三選手、内村航平選手などによく見られる連続合成写真はデジタルとして処理されたもので、当時はそんな技術はありませんでした。(あるにはあったけどナイター当日処理に間に合う技術はありませんでした)

もう封印されてしまった「振り子打法」。振り子打法を多重露出で撮影した写真て他にあるかなぁ。この写真は手元に保管してあったネガプリントをスキャニングしたものです。

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1996年頃撮影。