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イーグルスファン、ホークスファン、そういうことは関係なかった。球場に足を運んだのは、松坂大輔らしい投球を見に来たプロ野球ファンばかりだった。元気でハツラツと投げる大輔を。成績など関係なかった。

しかし試合を壊してしまった。「松坂らしさ」は全くと言っていいほど伝わってこなかった。言い訳はできない。それは松坂が一番分かっている。2006年10月7日以来、3648日ぶりの日本球界1軍マウンドだった。

この白線を越える意味は「ぼくの投球を見て下さい」という意思表示。

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試合前、何人ものファンに嫌な顔ひとつせず、いや、むしろ嬉しそうに丁寧にサインをする松坂の姿があった。簡単に人数をこなそうというサインではなかった。見に来てくれたファンに感謝の気持ちをこめていたのが分かった。そのサインがこの写真である。ファンの期待はいや応なしにも両肩にのしかかる。そんな状況で何人にも同じように丁寧にサインをする松坂。

次回その白線を越える時が来たら、その時は汗を飛び散らせる松坂らしいピッチングを撮らせてください。待ってます。