少年野球教室での長嶋さんは指導者の目をしていました。1球ずつ丁寧投げ続ける小学生を見る様子はまさに監督でした。
この写真、「あの頃の監督そのものだよ」そうお感じになる方が多いのではないでしょうか。
私たちが長嶋さんに声をかける時は「監督!!」と呼びます。
「監督!!こっち向いてください!!」みたいに。しかし退院なさってからはあまり声をかけないようにしています。監督はいい人だからカメラマンの要望に応えようとしてくださいます。長嶋さんには無理をして欲しくありません。でもこんな監督を見ると、もしかしたら普通に声がかかるのを待っているんじゃないだろうか・・・、そんな風に思えました。
バットでネットとの距離感を保ち小学生にアドバイスを送る監督。監督は小学生たちにこんな言葉を贈りました。
この野球教室で「野球が楽しくなる」と。
今のプロ野球関係者にも聞かせたい言葉でした。なぜ侍が満員にならないのか・・・長嶋監督に気持ちを聞いてみたくなりました。