テスト生で金武の春季練習に参加していた元巨人、前DeNA久保裕也投手の楽天入団が正式に決まり、18日の練習前に円陣であいさつしました。経験豊富な投手陣最年長の36歳が加わりました。私は、木佐貫洋さんとともに自由獲得枠で巨人に入団した2003年の宮崎キャンプを取材しているだけに、どうしても思い入れがあります。木佐貫さんは引退しましたが、巨人同期入団の矢野謙次選手(現日本ハム)同様、まだまだ頑張って欲しいです。
再出発の後には再会が。
この日、楽天は韓国KIAとの練習試合が組まれていました。楽天星野仙一副会長がファンの記念撮影に応えていると「僕も写真お願いしまーす」の声が。
「何でお前と撮らないかんのや!」とパシッ。声の主は現在KIAのバッテリーコーチをしている中村武士さんでした。
というのはあくまでも冗談で、中日監督時代の愛弟子ですから、そりゃあ再会はうれしいはずです。
愛のパンチも(鉄拳ではありません)いい笑顔でした
嶋基宏捕手は国学院大時代の恩師竹田秋利元監督の訪問を受けて笑顔です。
投球を受けるため入ったブルペンでは今江年晶選手からヘルメットを思い切り押されます。
試合では則本昂大投手が侍ジャパン合宿合流前最後の実戦で力投
たまには反対サイドから球離れを。
松井裕樹投手も安定した投球を見せました。
まずまずの投球を見せた2人なのに、なぜか試合後森山良二コーチから首根っこをつかまれ悲鳴をあげます。
試合後に行われる野球教室でも手抜きをしないようにと念を押されたらしいです。
大体大からドラフト4位で入団の菅原秀投手も1イニングをピシャリと抑えました。ネット裏で観戦していた立花陽三社長も「あいついいじゃん」とチーム関係者につぶやいていました。
最後はまったく捕手を見ていないようですがコントロールも見事でした。
大体大時代に上原浩治先輩がつけた19番を受け継いだ男に注目してみてください。
ちなみにKIAベンチには、中村武士コーチ(左)とともに元広島の正田耕三コーチもいました。
打者ではウィーラー選手が逆転満塁弾
練習試合とはいえはしゃいでいます
いい感じのドヤ顔です。
試合後の野球教室でも大人気で、お手本のリクエストに応えます。
元ヤンキース、フレンドリーです。
則本投手も握りを伝授
嶋捕手が贅沢にも投球を受けてくれました。
私だったら嶋さんに投げたら手が縮こまっちゃうでしょうが今の子たちは大したもんです。
足立祐一捕手はちっちゃな子どもにすっかりなつかれてしまいました。
もはや子守状態です。
小山雄輝投手も大変です。
岸孝之投手はやさしく投球を見つめます。私も今から40年近く前に、横浜市戸塚区の少年野球に教えに来てくれた元ヤクルトの大杉さん、大洋の長崎さん、遠藤さん、福嶋さんなどのことを今でもしっかり覚えています。子供たちにとっても忘れられない一日になったことでしょう。ちなみに毎年指導を受けてきた地元の金武中学野球部は、今年の沖縄県中学新人戦大会で初優勝し九州大会進出を果たしたそうです。大会遠征費の募金箱がファミリーマートのレジに置かれていたので、私もささやかながら入れさせていただきました。選手がまいた種は確実に芽を出し始めているようです(野上伸悟のとっておきショット)