毎日シャッターを押し写真を本社へ送信します。送信はパソコンのアプリで。その枚数はすぐに数百枚になります。個人で送信に使用するパソコンのハードディスクの容量はそれほど大きくはなく、時折送信済みの写真を削除します。

あ~、こんなシーンあったな

この時いいインパクト撮れたんだ

この時失敗しちゃってね

いろんな思いを巡らせながらほとんどの写真データを削除します。(もちろん社のサーバーには保存してありますが)

3月21日、神宮球場。得点シーンで振られる傘、傘、傘。ヤクルトファンにはシンボルです。故人ですが外野で私設応援団長を務めた「岡田のおっさん」こと岡田正泰さんが考案したものです。岡田のおっさん、この呼び方は当時のプロ野球担当のカメラマンが尊敬と敬愛の気持ちを込めこう呼んでいました。

試合途中、ライトスタンドが試合の流れとは関係ないタイミングで突然盛り上がる、それは岡田のおっさんの到着を意味します。

少ない観客を多く見せようじゃないか

応援にお金を掛けるならそのお金でチケット買おうよ

それがスタートだったと聞きます。この写真を撮っていた日はデーゲーム。キラキラ光る傘が眩しすぎて球審が試合をストップする場面も見られました。

傘は岡田のおっさんの気持ち、そう思いながらシャッターを押していました。捨てられない写真。長文失礼しました。