東京・築地市場跡地から打ち上がる花火。「花火はいいね」「きれいだね」と歓声があがっている飲食店のバルコニーでひとり涙を流す女性がいた。
「私、市場で働いていました。いつか戻れるかもしれない、ずっとそう思っていました。でも花火を見ていて立ち退いたんだという実感で胸がいっぱいになって涙が止まらないんです」
そう、この花火はここ築地に市場があったことの証し。
「築地の市場が皆さんの癒やしになってくれたと思えたことが救いです」
そう言って流れる涙を拭いていた。